Yahoo Japanという存在

techcrunchなんかを見ていると、Yahooやべー、Googleすげー、みたいな思いこまされ、やっぱGoogleだよね、っていう気持ちになりがち。本家とは別物と分かっていても、恥ずかしながら普段Y!Japanにもあまり注目しない日々でした。ブラウザーのトップ画面はもう長い間Y!ではないし、普段、あまりY!のサービスに触れることがないので。しかし、どう考えてもY!Japanはすごいだろーと改めて思いました。(誰もすごくないなんて言ってないんだけど。)

まず、米Googleがすごいなあと思うのは、searchとads(adwards)とpayment(checkout)というビジネスモデルが組まれている点。大量の情報を集めて、広告載せて、さらに決済もできる。1つのIDであんなことやこんなこと、いろんなことができる。素晴らしい。なんか技術的もすごいらしいし、1つの検索ワードに対してサーバー1000個が1秒かからずぐおーんてなるらしいし、ご飯食べ放題だし、スムージー美味しいし、あの自転車はちょっとダサいけど、でも、やっぱりGoogleはすごい。しかしながら、paymentの分野には王者Paypalが構えている。この分野には、まだまだ負けている状態。

一方、Y!Japanには、searchとads(overture)とpayment(Y!ウォレット)がある。今後、オープン化でウォレットが浸透すれば、楽天の中にこそ入れないものの、Y!JapanIDだけで、あらゆるところで買い物が可能になるかもしれない。そして、Y!Japanには、auctiontとshoppingという巨大市場があるので、言うなれば、Y!JapanというのはGoogle+ebay+paypalのような存在。しかも、モバイルも強い。Y!Japanのプレゼンスの及ぶ範囲は半端ないなあと改めて思った次第です。いや、みんな前からこんなこと気づいてるのかもしれないけど。

ホント怖い存在だなー。