写真の自動アップロード


同じような時期に同じようなサービスを開発している旨を複数から聞くことが増えた。国内の大企業の中のサービスであることもあれば、それで起業ということもあれば、海外のベンチャーのサービスであることもある。そういうのを聞いて、ああ、じゃあ、次はこういうのが来るんだなあと気付いたりする。

最近、立て続けに耳にしたものが、全部同じような構想でできているなあと思ったので、今日はそれをまとめて紹介する。世の中のニーズと技術レベル、アウトプットの方向が大体一致してきたのかなあ。みーんな、似たようなこと考えてるみたい。

簡単にいえば、写真の自動アップツールである。デジカメや携帯電話で撮った写真をわざわざPCに取りこまなくても、無線LANなどで自動的にWEB上や指定しておいたファイルに送ってくれるサービス。手間が省ける楽ちん系。

例えば、Eye−Fiカード。SDカードなんだけど、無線LANがあるところでは勝手にキャッチして、あらかじめ指定してるフォルダにアップしてくれたり、PicasaFlickerにあげてくれたりする。これ、昨年から1回使いたいと思いつつ、いまだ買ってない。

それから、先月、松下電気がLUMIXを購入すると、全米に8500カ所設置されているT-Mobileの無線ホットスポットを12カ月間無料で利用でき、また、今後発売される無線LANを搭載したLumixを使うとPicasaに自動でアップロードされるっていうのを発表した。ニコンも同じようことしてるらしい。

あと、他にも耳にしたのがいくつかあって。1つは、そもそもSDカードなんて必要ないメモリ内蔵型のデジカメで撮った写真が自動アップロードされるっていうデジカメ。2つめは、アメリカの話なんだけど、携帯で写真を撮ると、あらかじめ指定していた人に(仲間うちとか)自動的に写真が送られるってやつ。これはWEB上にあげるんじゃなくて、相手に直で送られる。(よく分からんけどP2Pらしい。)撮っただけで自動的に送れる・共有できるっていうのがミソなのかな。WEBにあげることをしないのは、アメリカの通信速度が大きく関わってるみたい。

3つめは、携帯で写真を撮ると自動的にWEB上に送られるっていうサービス。この「自動的」に送られるのに必要なのが、無線LANではなく、携帯の帯域を使っているのがポイントだと思われ。これで本当の意味で、いつでも・どこでも撮った瞬間にWEB側へ、というのが可能となる。携帯電話でパシャパシャやるのが好きな身としては、これはかなり好き。

という風に、撮った写真を自動的にアップロード、というのが2008年、もっともっと出てくるんでじゃないかと思っている。携帯で写真撮って、Gmailに送って、保存して、ブログ書くとか正直面倒なので、特に3つめは早く普及して!携帯で長文打つほど若くないし、微妙な年代なのです。

ちなみに、この間、とあるベンチャー社長と話していたときに出てきたアイディアは、アップロード型ではなく、ダウンロード型のサービスで、自動的にアダルト動画が落とせる携帯型のものがあれば、、、ってやつだった。(笑)

次回はDeNAイノベーションラボについて書きます。早急に。。。