人と会うとき
経営者に会うとき、その人の事前情報は比較的入手しやすい。ブログを書いていたらかなりラッキー。本、というのもなかなかに素敵だ。WEB上にたくさんインタビューが転がっていることも多い。文章には人柄が表れるので、そういう1つ1つを見ていると、初対面でもなんだか親近感が沸く。話が本質に流れやすい。
一方、大企業の人に会うとき。これが難しい。なんせ、基本的に彼らは個人で情報を発していない。グーグル先生で検索すると、たまに大学時の研究室とか出てくるけど、なんというか、それだけ、なのだ。そこから、「人」の部分には掘り下げられない。よく分からないから、すごく表面的な話で終わりやすい。奥にツッコミにくい。その探り合う時間がもったいないよなあ、と思う。
全然話変わるけど、企業の採用ページとかときたま見る。ああいうのに載ってる社長インタビューとかなんか惹かれないことが多々ある。キレイ、すぎて。ほぼ日の社長インタビューみたいな、人にもっと焦点があたっていたら、って思う。
あと、ほぼ日で思い出したけど、原丈人さんの回がものすごく好き。第1部、第2部、第3部。
話がズレたけど、事前情報なく、人に会うのってこのご時世ものすごくタイムロスだな、と思っただけです。以上。
【訂正】Cをエンパワーメントするサービスの共通点
先日のヨセミテ訪問の記事、ちょっと訂正。4つの分類は、収集、整理、発信、共有。この4つで分けると、先日書いた分類とは少し変わってくる。
- onlife:収集、整理、発信、共有
- @cosme:収集、整理、発信(評価)、共有、
- cockpad:収集、整理、発信、共有(つくれぽ)
- tabelog:収集、整理、発信(評価)、共有
重点の置き方はともかくとして、どれも、全て満たしている!この間とは全然違う結果になってしまった…。交流と共有は違うなあ。あと、mixiの場合はやはり情報の整理はされていないように思う。が、されていないというより、むしろ、良くも悪くも、そこすらC主導とも言える。個人的にはある種の限界を感じるけど。
ちなみに、この4つの分類。実は、今現在完璧に腹に落ちるところまで、言葉を分解していない。発信って何だっけ?とか、共有ってどういうことだっけ?とか。分かったようで分かってないのです。大体6割5分くらい分かったような。「分かった」って言葉1つとっても、言葉って難しいな。
大企業における新規事業
2ヶ月くらい前にmixiで書いた日記をこっちに転載。
とある大企業にて、「新規事業を考える」という機会を2ヶ月半ほど頂いた。そこで一番心に残ったことは、大企業の新規事業とは、「既存のリソースを生かさなければならない新規事業である。」ということ。これがものすごく盲点だった。なぜかというと、理由は2つ。
まず、結果的に新規事業を持って既存ビジネスの100がトータルして150になればいい、と考えていたから。既存ビジネスが50減ろうと、新規事業が100増えて、結果的にプラスになるのであればいいんだと思っていた。伸びる?伸びない?伸びる!いける?いけない?いける!よし、突撃じゃーーーーー!!新規事業GOGO!!みたいな。
それから、大企業が抱える莫大な人、もの、金、情報のリソースをプラスにしか考えていなかったから。ベンチャーしか体験したことない私は、いい悪いは別として、いつもお金をはじめとしたリソースのなさを目の当たりにしていたので、何でもリソースがあるという状態は一見とてもキラキラして見えた。
しかし、違った。
リソースは生かさないといけない。大事なのは、この「must」の部分。そして、曲者なのが、このリソースがいつもいつも競争優位になるわけではないのに、これを最大限生かす方法で勝ちに行かなければいけないという思考ベクトルであること。つまり、明らかに今後伸びていく白地の市場が見えてても、既存のしがらみやらなんやらで手を出せなかったりする。そう、リソースが仇となるのだ。実は、これに気づくのにえっらい時間がかかった。
人・もの・金・情報。リソースはたくさんあるとする。すると。できることがたくさん増える。できないことも実は増える。顧客接点が多いということは、それだけ顔を立てないといけない数も多いということ。だからこそ、ベンチャーが勝ち抜ける余地ができる。だからこそ、ベンチャーが抜き去るスピード感をもてる。なるほどなるほどーと思いながら、これは知ってよかったなあという腹落ち感あり。
とは言え、実は、一番学んだのは、人間、緊張感あれば、1日30分睡眠で、1週間くらいは生きていけること。お腹もすかなければ、30分睡眠でも十分満足っていうのは、追い込まれたときのある種の快感。
ヨセミテ訪問
※【重要】4つの分類が違うかも!!収集、整理、発信、共有ぽい。メモ自体間違えた疑惑。とすると、サービスの分類自体が大きく変わってくるので、近日中に訂正します。
今週、ヨセミテに遊びに行ってきた。で、津田さんからとてもいい切り口をもらったのでちょっとまとめ。
インターネットの本質は情報主権の移行。これまで、一部のB→B→Cと主権が移行してきた。つまり、Cをエンパワーメントしていくサービスは伸びる。で、ヨセミテはCをエンパワーメントするサービスに注力するとのことなんだけど、その「Cをエンパワーメントするサービス」っていう定義がクリアだった。
つまり、
- 収集・整理
- 評価
- 発信
- 交流
この4つを満たすサービスを作ること。
コミュニティサービスというと交流にだけ目をむけがち。クチコミサイトというと発信と評価にだけ目をむけがち。でも、そうじゃない。4つを網羅するのが大事なんだ、と。そこで、他のサービスと比較。
@cosmeの場合、目的はあくまでデータベース。ゆえに交流は最小限。あえて作らなかったと言われてる。mixiは発信・交流が主で、情報量は多いが整理はされていない。あと、Cをエンパワーメントするサービスとして、クックパッドも4travelとほぼ同じ仕組みtabelogは、かなり@cosmeに近い形が取られている。
ついでに、ここのところ興味のあるリクルートとも比較。この会社は収集・整理が軸なので、それ以外はほぼない。(じゃらんには評価があるけど、B主導だと思ってる。)
ということで、C主権のサービスを、こういう風に切ったことがなかったので、なるほどなるほどと面白かった。やっぱりCをエンパワーメントするサービス大好きだなあ。
▼みんなでつくる闘病支援サイト オンライフ
http://onlife.jp/
バイオニックコンタクトとJoost&Hulu
■バイオニックコンタクトレンズ
▽Babak Parviz氏の研究
http://www.msnbc.msn.com/id/22731631/
久しぶりに、ゾクっとした。久しぶりに、未来を感じた。それは、バイオニックコンタクトレンズ。上のリンクを見れば分かると思うけど、コンタクトに様々な付加情報をつけるもの。
スカウターは、下級サイヤ人の特権だと思ってた。スカウターは、モバイルで代用するんだと思ってた。攻殻機動隊・ターミネーターの世界。すぐそこにあるのかもしれないなあ。
■Joost&Hulu
一昨日、JOOSTがP2Pを全面放棄した。私にとっては、衝撃的なニュースだった。衝撃だったのは、それが思わぬことだったからではなく、2年くらい前、WEBサービスなんてさっぱり分からなかったころに、これは面白い!と初めて思ったWEBサービスがJoostだったから。海外のサービスで初めてβ版からアカウントを取ったものでもある気がする。Gメールは除くかな。それくらい、私がWEBに興味を持ったのはごくごく最近。
でも、実際、あれから2年経って、気づけば使っているのはHuluだった。Youtubeより何より、圧倒的にHuluを見ている(聞いている)時間が長い。なんか不思議だなあ。そういうもんなんだなあ。てか、日本でもHuluみたいなもの出ないのかな。
▽Hulu.com
日本から普通にアクセスしてもシャットアウトされるので、見たい人は、Hotspot Shieldをインストールしてください。
クリスマスに欲しい5つのガジェット
最近、やたらとガジェットが欲しい今日この頃。今欲しいガジェットはこれ。
★airpen or technote:デジタルペン or デジタルノート。
★pocket projector PK 101:携帯電話サイズのプロジェクタ。
上記ガジェットとEvernoteみたいなサービスを組み合わせると、なんか、ちょとだけ未来が見えるような気がしてさっきワクワクした。
Evernoteとは。
ウェブページの好きな部分を選択してクリップしたり、カメラ付携帯で撮った写真をPCやウェブに送ることができる。この「ノート」ひとつひとつがアーカイブされ、検索できるのだが、写真に写っている文字を(手書きであっても)検索することもできる。by techcrunch
ちなみにデジタルペンはNokiaがBluetooth対応のものを出しているので、それだとメモって携帯に飛ばして、すぐメールで添付ってのも可能だったりする。そして、それをEvernoteにも投げといて、アーカイブ化するっていう。
それから、Blinkx(音声認識技術でテキストに変換するビデオ検索)みたいなサービスもEvernoteみたいなのに組み合わせてみたら、動画、写真、手書きメモ、テキストって何でもアーカイブ化して、いつでも、どこでも、なんでも検索できるようになるんだろうなあ。
ちなみに他にもエスプレッソメーカーとかフードプロセッサーとかいろいろクッキング用品も山ほど欲しいものがある。この間はミルとミキサーがセットになったやつ買ったし、クッキング用品も買い出したら止まらないから困る。。。ヨドバシもビッグカメラも危険地帯です。
携帯メールフォルダ検索
携帯を使っていて、不便と感じることはいくつかあるけど、すぐに解決できそうなのにされていないことの1つが「検索」。ちなみに、すぐに解決できなさそうなのが、地下鉄で電波通してほしい、とか、もっと、通話安くしてほしい、とか、そういうこと。昔、IP電話使い始めたとき、日本からアメリカの携帯に電話するのは、1分2.5円なのに、日本から国内の携帯電話するのに、1分30円取られるのがすごい理不尽だったなあ。
私は携帯への受信メールはすべてGmailへ転送しているので、「ああ、あのメールいつだったっけ?」「なんて書いてあったっけ?」っていうときは、Gmailへ飛んで検索するけど、正直、そんなことせずに、ローカルで検索できるようにしてほしい。
昔は確か200通くらいしかできなかった受信ボックスもいまや1000通。少なくとも私のは。そして、今隣にいる人のも。そして、私はフォルダ分けしないので、メインのボックスに1000通。「あれなんだったっけ?」の疑問を解決するために該当メールを探すのは面倒すぐる。
なんでないんでしょ。携帯のメールローカル検索。不思議でならん。
それより、なんでモバイルWEBってあんな世界を閉ざそう閉ざそうとしているのかよく分からない。狭い狭い世界にして、それで安全安全って、それが本当に正しいって思ってるんだろうか。正しいんだろうか。それの何が楽しいんだろ。PCから繋がるWEBはよくて、携帯がダメなのって、よく意味分からんなあ。
コンテンツ提供側も、docomoにもauにもsoftbankにも出すのやめて、海外だけに絞れば、市場でかくていいんじゃないだろうかとか思っちゃう。全然その大変さ知らない無知女子大生からすると。だって、数年後には海外と言えど、もっともっと携帯の使用状況変わってるだろうし、キャリアも限られるわけだし。なーんか、楽しくないなあ。日本のモバイルWEBサイト。